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出版用語集(ら行)



出版に関する用語(ら行)をご紹介します。

ライター

ライター(ライター)

ライター出版物に限らず、ラジオや映画、WEBなどのメディアにのせる原稿を書く人を総じて「ライター」と呼ぶ。ただし、カメラマンと同様にライターによって仕事の内容、専門性などはかなり細分化されてもいる。例えば、出版物で言えばスポーツ専門で書くスポーツライター、食品に関することを専門で書くフードライターもいるなど、各出版物にそれぞれのライターが存在していると言っても過言ではない。出版物以外でも、ラジオや映画、テレビなどの台本を書くシナリオライターもいる。雑誌などに向けた原稿を書く人と別に、テレビCMやラジオCMなどで使う企業のキャッチコピーを書く人は「コピーライター」と呼ぶ。雑誌などでは編集者が自身で原稿を書き、ライターの役割を担うことも多い他フリーランスの外部ライターを起用することもある。

ライトテーブル

ライトテーブル「ライトボックス」とも呼ばれ、ポジフィルムの写りを確認、鑑賞するため光源の上にガラスやアクリル樹脂などの台をのせてあるテーブル、あるいはボックスのこと。台の上にポジフィルムを置くと、蛍光灯の色温度を写真用に調整した透過光が下から当てられ、その光でポジが鮮明に見える。カメラマンの道具のひとつではあるが、ポジフィルムが主流だった頃は出版社の編集者などはこれを用いて、カメラマンから納品されるフィルムチェックなどに使っていた。デジタルカメラの画像管理ソフトの中には、複数の画像をライトテーブル上に並べたように表示できる「ライトボックスモード」という機能がある。イラストを原本から複写(トレース)するための道具としても使われることがある。

ライトノベル

ライトノベル若者をターゲットにしたエンターテイメント小説で、アニメのキャラクターに似た人物が登場する作品のこと。同性愛などの恋愛をテーマにしたものから、成人向けの女性に向けた作品などライトノベルにカテゴライズされるジャンルは確実に広がっていっている。これまではティーンズ文庫、ヤングアダルト小説などと分類されていたものが、これまでより市民権を得て、新たにライトノベルと称されるようになった。爆発的な人気となった角川書店の涼宮ハルヒシリーズなどは、アニメでも放映されるなどメディアをミックスさせた展開も功を奏した。ライトノベルは「オタク向け市場」とも呼ばれるが、幅広く一般層にまで浸透する程の人気を獲得したライトノベル作品も数多い。

ラフスケッチ

ラフスケッチ(ラフスケッチ)

ラフスケッチレイアウトの簡単なイメージやアイデアを紙に描いてみること。略して「ラフ」と言うこともある。アイデアをまとめていくプロセスとして、頭の中にひらめいたアイデアを数多く自由に描く「サムネール」と呼ばれる縮小見本を作り、その中からある程度の考えを固めてラフスケッチを完成させる。自分だけが見るサムネールと違い、ラフスケッチはクライアントなど第3者との打ち合わせの素材にも使用するため、できるだけ分かりやすく実寸で描く必要がある。描く道具は人により様々だが、丸などの図形が歪んでしまった場合や、クライアントとの打ち合わせで出た新しいアイデアを描けるよう、消しゴムで消すことのできる鉛筆と、色を計画するためにマーカーを使うことが一般的である。

ランク付け配本

ランク付け配本(らんくづけはいほん)「パターン配本」とも言われる。取次で行なわれるコンピュータ管理による配本のことで、過去にどの書店でどんな本が売れたかをデータ化し、どのジャンルの新刊はどの書店に配本するかを管理すること。書店に並ぶ本はこうして取次が納品する他、書店側が「この本が売りたい」という希望に添っての注文、出版社の営業部から働きかけて配本される常備寄託などの種類がある。ランク付け配本では、学生街の書店なら就職関連の本を、住宅街にある書店なら母親向けの本を、ビジネス街の書店にはビジネス書をといったように、過去の売上数字だけでなく土地柄、立地条件などを加味した上で配本を決めていく。パターン配本が主流なので、出版社や書店が希望する数をそのまま配本することは少なく、配本数は取次が決めている。

ルビ

ルビ漢字に付ける振り仮名のこと。日本の活版印刷ではルビに7号活字を使っていたことと、イギリスでは活字のサイズごとに宝石の名前を付けて呼んでいたことが関連する。イギリスでは5.5pt活字を「ルビ」と呼んでいて、日本の7号活字をポイントに換算すれば5.2ptとなる。こうしてサイズが近いこともあり、日本では振り仮名を「ルビ」と言うようになった。子供向けの絵本などに見られる、文章にある漢字すべてに読み仮名を振ることを「総ルビ」と言う。それに対して読みが難しい漢字にだけルビを振ることを「パラルビ」と呼ぶ。ルビは、ルビを振る文字と同じ書体を使うのが一般的とされ、縦組みの場合、ルビを文字の肩に寄せる肩付きルビ、中央に揃える中付きルビのどちらかが本全体として統一して使われることが多い。

レイアウト

レイアウト(レイアウト)

レイアウト原稿を組み立てる設計図で「割付(わりつけ)」と呼ぶ場合もある。文字や表、イラスト、写真、地図などの配置を決める他、大きさ、色なども事前に決めておいたものでデザイナーやページを担当する編集者が作業を受け持つことが多い。このレイアウトをもとに、編集者が文字原稿や図版、写真の原稿をデザイナーに渡し、本や雑誌のデザインを行なったものを「エディトリアルデザイン」と呼ぶ。本、雑誌、カタログなど決められたルールがある場合は、基本デザインがすでに書き込まれたレイアウト用紙を使う場合が多い。その逆に、端物など1ページでデザイン優先の場合は手書きで自由にイメージを落とし込むこともある。レイアウトは実寸で作ることが基本であり、折りがある場合もそれを考慮した事前レイアウトが必要になる。

連(レン)四六判160〜180kg以上を「板紙」と呼び、それ未満を「印刷用紙」と呼ぶ。ただ、これは一般的なものであり、メーカーごとによって、異なることもあり、明確な定義の基準はない。印刷用紙の単位はJISで規定されている連(れん)であり、連は印刷原紙1,000枚分となり、1連(印刷原紙1,000枚)の重量によって紙の厚みを表している。紙の厚みは「連量」と呼ばれ重ければ厚い紙ということになる。ただ、原子寸法が異なると用紙のサイズそのものが違うというわけであり、同じ厚みでも重量が違って表示されることもある。連という単位は英語の「Raem(リーム)」が「れん」に変化したと言われ、Raemの頭文字の「R」で表記される。例えば「1R」と書いて「いちれん」と呼ぶ。

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