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書店が選ぶ「本屋大賞」



出版不況が叫ばれる昨今、本の販売額は年々減少傾向にあり、出版社や取次はもちろん、書店は大きな打撃を受けています。そんな中、出版業界を盛り上げるべく立ち上がったのが「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」を合言葉にした「本屋大賞」です。ここでは書店が選ぶ「本屋大賞」を詳しく紹介します。

本屋大賞とは?

本屋大賞とは?

2004年に創設された文学賞で、書店員有志から成る本屋大賞実行委員会が運営しています。この一年間に刊行された本のうち、書店員が実際に読んでみて「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った作品に投票し、その集計結果により大賞が決まります。投票資格は、オンライン書店を含む、新刊書の書店で働くすべての書店員(パート、アルバイトも可)にあります。

「書店店頭でのお祭りになるイベント」を意図してつくられた本賞ですが、毎年、全国の書店で本屋大賞フェアが開催され、受賞作の売上げに貢献しています。本と読者を最もよく知る書店員の投票だけで選ばれる賞として、年々認知度も上がり、読者が数多くある出版物の中から読みたい一冊に出会うきっかけになっています。

3つの部門「本屋大賞」「翻訳小説部門」「発掘部門」

3つの部門「本屋大賞」「翻訳小説部門」「発掘部門」

本屋大賞には「本屋大賞」「翻訳小説部門」「発掘部門」の3つの部門があります。

「本屋大賞」は、前々年12月1日~前年11月30日に刊行された日本の小説のうち、ひとり3作品を選んで一次投票を行ないます。集計結果の上位10作品がノミネート本として発表されるので、それらすべてを読んだうえで10作品の感想とともにベスト3に順位をつけて二次投票します。その集計結果によって1位が大賞となります。初年度の大賞作品である小川洋子氏の『博士の愛した数式』は、受賞後30万部も部数を伸ばし、50万部のベストセラーになりました(2006年3月現在)。同時に作者の認知度も高まり、過去の作品の多くが重版されることにも繋がったのです。

「翻訳小説部門」は、前々年12月1日~前年11月30日に日本で刊行された翻訳小説のうち、ひとり3作品まで選んで投票できます。集計結果により大賞が決まります。

「発掘部門」は、ジャンルを問わず、前々年12月1日以前に刊行された作品のうち、「時代を超えて残る本」「今読み返しても面白いと思う本」を1点だけ選んで投票します。集計結果はリスト化して発表されます。

「本屋大賞」受賞作

「本屋大賞」受賞作

近年の受賞者と作品は以下です。

  • 第1回(2004年)小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)
  • 第2回(2005年)恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)
  • 第3回(2006年)リリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)
  • 第4回(2007年)佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(講談社)
  • 第5回(2008年)伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(新潮社)
  • 第6回(2009年)湊かなえ『告白』(双葉社)
  • 第7回(2010年)冲方丁『天地明察』(角川書店)
  • 第8回(2011年)東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館)
  • 第9回(2012年)三浦しをん『舟を編む』(光文社)
  • 第10回(2013年)百田尚樹『海賊とよばれた男』(講談社)※敬称略

(参考資料:「本屋大賞」)