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コミック賞



漫画には大きく分けて「コミックス(単行本)」と「コミック誌(雑誌)」があります。年間の推定販売金額は、1995年頃をピークに下がり気味ではありますが、それでもコミックスは2,202億円、コミック誌は1,564億円(いずれも2012年)と大きな市場があります。コミック市場を盛り上げるために一役買っているのが、コミック賞の存在です。こちらも大別すると2つあり、1つはプロの漫画家に授与される賞、もう1つは新人漫画家に贈られる賞です。

それぞれどんな賞があるのか紹介します。

プロの漫画家に贈られる賞

プロの漫画家に贈られる賞

すでにプロとしてデビューしている漫画家の優秀作品を顕彰する功労賞として位置づけられます。出版社が主催するものでは、小学館漫画賞(1955年創設)、講談社漫画賞(1977年創設)が有名で、受賞作品は系列出版社から発行されたものがほとんどです。過去には4コマ漫画やギャグ漫画などを表彰した文藝春秋漫画賞(1955年~2002年)もありました。

出版社以外の団体が主催する賞には、日本漫画家協会主催の日本漫画家協会賞(1975年創設)、文化庁が主催する文化庁メディア芸術祭マンガ部門(1997年創設)、マンガ大賞実行委員会主催のマンガ大賞(2008年創設)などがあります。出版社主催の賞は、どうしても自社の作品が受賞対象になりがちですが、こうした団体が主催する賞は、選考委員や一般の推薦などから幅広く集められた作品より受賞作が生まれます。

各賞の主な受賞作

各賞の主な受賞作

代表的な作者と受賞作は以下です。

小学館漫画賞
藤子不二雄『ドラえもん』、高橋留美子『うる星やつら』、雁屋哲・花咲アキラ『美味しんぼ』
講談社漫画賞
いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』、武内直子『美少女戦士セーラームーン』、浦沢直樹『20世紀少年』
文藝春秋漫画賞
長谷川町子『サザエさん』、赤塚不二夫『天才バカボン』、吉田戦車『伝染るんです。』
日本漫画家協会賞
やなせたかし『アンパンマン』、宮崎駿『風の谷のナウシカ』、さいとう・たかを『ゴルゴ13』
文化庁メディア芸術祭マンガ部門
井上雄彦・吉川英治『バガボンド』、こうの史代『夕凪の街 桜の国』、吾妻ひでお『失踪日記』
マンガ大賞
末次由紀『ちはやふる』、ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』、吉田秋生『海街diary』※敬称略

新人漫画家に贈られる賞

新人漫画家に贈られる賞

新人発掘を目的とする賞です。コミック誌それぞれが賞を運営していることが多く、例えば偉大な漫画家の名を冠した賞では、ストーリー漫画が対象の手塚賞、ギャグ漫画が対象の赤塚賞(ともに「週刊少年ジャンプ」「ジャンプスクエア」、集英社)や、ちばてつや賞(「週刊ヤングマガジン」「モーニング」、講談社)があります。雑誌名を冠した賞としては、週刊少年マガジン新人漫画賞(「週刊少年マガジン」、講談社)、なかよし新人まんが賞(「なかよし」、講談社)などがあります。いずれもそのコミック誌の読者が応募する傾向にあり、新人賞受賞後はその誌面で漫画家デビューとなります。

各賞の主な受賞者

各賞の主な受賞者

代表的な作者と受賞作は以下です。

手塚賞
諸星大二郎『西遊妖猿伝』、井上雄彦『SLAM DUNK』
赤塚賞
岡野剛『地獄先生ぬ~べ~』、八木教広『エンジェル伝説』
ちばてつや賞
福本伸行『賭博黙示録カイジ』、古泉智浩『青春☆金属バット』
週刊少年マガジン新人漫画賞
さとうふみや『金田一少年の事件簿』、諫山創『進撃の巨人』
なかよし新人まんが賞
猫部ねこ『きんぎょ注意報!』、武内直子『美少女戦士セーラームーン』※敬称略

(参考資料:「出版月報」「小学館」「講談社」「集英社」)