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ミステリー大賞



神秘的なこと、不可思議なことを表す言葉「ミステリー」は、小説においては「推理小説」を指します。作中で起こる謎に包まれた事件に対し、手がかりを頼りに登場人物と一緒になって推理しながら読み進めると……ラストにはまったく想像しなかった意外な結末が待っていることも。そんな読者を惹きつけてやまない作品や作者には、出版社や団体が主催するさまざまな「ミステリー大賞」が贈られます。ここでは日本の代表的な賞を紹介します。

日本推理作家協会賞

日本推理作家協会賞

その年の最も優れたミステリー小説に与えられる賞です。主催する日本推理作家協会とは、日本の探偵小説の創始者といわれる江戸川乱歩氏が1947年に設立した団体です。翌1948年に始まったこの賞は、その長い歴史の中で、探偵作家クラブ賞、日本探偵作家クラブ賞と名前を変え、現在の日本推理作家協会賞になりました。「長編及び連作短編集部門」「短編部門」「評論その他の部門」があり、発表は5月、贈呈式は6月に行なわれ、賞金各50万円が授与されます。

そのほか、年間最優秀作品を表彰する賞には、本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ)、大藪春彦賞(大藪春彦賞選考委員会)などがあります。

第66回受賞作

第66回受賞作

2013年の受賞作は以下です。

  • 長編及び連作短編集部門:山田宗樹『百年法』
  • 短編部門:若竹七海『暗い越流』
  • 評論その他の部門:諏訪部浩一『『マルタの鷹』講義』※敬称略

日本ミステリー文学大賞

日本ミステリー文学大賞

作品ではなく、ミステリー文学の発展と向上に貢献した個人に贈られる賞です。光文文化財団が主催し、正賞としてシエラザード像、副賞として300万円が授与されます。第16回(2013年)は、デビューから40年以上にわたり幻想的なミステリー世界を描き続けてきた83歳の作家、皆川博子氏が受賞しました。毎年、作家・評論家・マスコミへのアンケートなどを参考に候補者を選び、選考委員が受賞者を決定します。

近年の結果

近年の結果

受賞者と選考委員は以下です。

  • 第14回(2011年)大沢在昌
  • 第15回(2012年)高橋克彦
  • 第16回(2013年)皆川博子
  • 選考委員は、大沢在昌、権田萬治、西村京太郎、森村誠一の4名(2013年現在)※敬称略

江戸川乱歩賞

江戸川乱歩賞

探偵小説を奨励を目的として江戸川乱歩氏の寄付を基金に創設された文学賞で、最も歴史ある公募の新人賞です。日本推理作家協会が主催し、1955年に始まりました。長編推理小説を対象にしており、受賞者には正賞として江戸川乱歩像が、副賞として1,000万円が授与されます。さらに受賞作は講談社から出版され、その後も強力なバックアップが得られるため、受賞者は大成して活躍し続けることが多いです。

そのほか、ミステリーの公募新人賞には、横溝正史ミステリ大賞(角川書店)、日本ミステリー文学大賞新人賞(光文文化財団)、『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社、NEC、メモリーテック)など多数あり、推理小説家を志す新人の登竜門となっています。

近年の結果

近年の結果

受賞作と選考委員は以下です。

  • 第57回(2011年)川瀬七緒『よろずのことに気をつけよ』、玖村まゆみ『完盗オンサイト』(『クライミング ハイ』を改題)
  • 第58回(2012年)高野史緒『カラマーゾフの妹』(『カラマーゾフの兄妹』を改題)
  • 第59回(2013年)竹吉優輔『ブージャム狩り』
  • 選考委員は、石田衣良、京極夏彦、桐野夏生、今野敏、東野圭吾の5名(2013年現在)※敬称略

(参考資料:WEB「日本推理作家協会」「光文社」)