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創刊号で活気づく



雑誌の創刊は、出版社にとっては一大イベントです。応援を求められる書店にとっては売り上げを伸ばすチャンスでもあるので、受け入れ態勢を整え、創刊号の到着を待ちます。

期待と不安が入り混じる創刊号発売日

期待と不安が入り混じる創刊号発売日

出版社にとって、雑誌創刊号の発売日は、ある意味お祭りです。長い時間をかけて企画を練り、「表紙は」「体裁は」「特集記事は」と苦労を重ねて来た結果が今花開くのですから、当然と言えば当然のことです。単行本とは異なり、雑誌には継続して出版していかなければならない使命があります。数ヵ月も先に掲載する記事の原稿を書いたり、取材をしたり、これから先ずっと続く戦いの幕開けなのですから、さすがに気合いも違ってきます。その一方で、「読者の支持を得られるだろうか」「目標販売部数を超えられるだろうか」という不安もつきまといます。担当者は眠れない夜を過ごし、創刊日の朝を迎えます。

書店には、事前に出版社から創刊号発刊の連絡とともに、販売協力要請の連絡が入ります。これを受け、書店は、少しでも多く販売するために準備を開始します。

あの手この手のPR作戦

あの手この手のPR作戦

書店では、店長と書店員が、「どのようにして販売部数を伸ばすか」「目標部数を何部に設定するか」などを話し合います。書店の規模によっても異なるので、「この方法がいい」とは言えませんが、ここでは、一般の書店で行なわれている例を紹介します。創刊されるのは月刊の女性誌です。

書店の入り口や階段、エレベーター、レジ奥など、目につきやすい場所には「○○創刊」のポスターを貼ります。雑誌のコーナーに目立つように陳列するのはもちろんのこと、創刊号専用の棚やワゴンを設けて、複数ヵ所、複数階に置きます。陳列方法にも工夫をします。お客様の目を引くように、平積み(表紙を上にして並べる)と面陳(表紙が見えるように本を棚に置く)を組み合わせて何十冊も陳列します。付録付きの雑誌の場合は、通常、本に挟み込まれて中が見えませんが、手に取って見てもらえるよう、付録を外に出しておきます。さらに、出版社が作ったPOPやビデオに加え、書店独自の平積み用のケースやPOPも一緒に置いて飾り立てます。棚の横では、出版社の営業マンと書店員、ときには担当編集者がかけつけ、行き交うお客様に「創刊号の発売です。どうぞご覧ください」と声をかけます。迷っているようなお客様には、雑誌を手渡すこともあります。

閉店後、反省会が行われます。出版社の営業マンを交えて、「目標の部数を売り上げたか」「お客様の反応はどうだったか」などが話し合われます。初日だけではなく、数日続くイベントなので、明日以降の販売方法について提案を出し合い、結論が出たところで、忙しかった一日がようやく終わります。