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書店員に必要な先見の明



休憩時間以外、ほとんど立ち続けで仕事をする書店員は、開店から閉店まで、さまざまな仕事をこなしています。中でも難しいのが、仕入れ数の決定です。

書店員の仕事は盛りだくさん

書店員の仕事は盛りだくさん

書店員は、資格を必要とする仕事ではありません。でも、「本が大好き」「本屋さんで働きたい」という思いは書店員として働くための必要要件の1つと言えるでしょう。開店前から書店員は忙しく働いています。棚やフロアの掃除をし、新しく届いた本を棚に並べ、お客様の来店を待ちます。ほかにも、

  • 本棚の整理・整頓。
  • お客様への応対:探している本がある場所まで案内する。プレゼント用の本の相談に乗るなど。
  • 在庫と返品の整理。
  • 出版社の営業マンへの応対(時には、著者応対も)、出版予定の確認。
  • レジの集計、売上げカードの整理。

などの仕事があります。これらを、店長や先輩に教えてもらいながら、少しずつ覚えていくのです。

大型書店の場合、「実用書」「児童書」「専門書」などのコーナー(ジャンル)ごとに担当者が決められます。ベテランになるに従って、新人やアルバイトに指示をするだけではなく、仕入れまで任されるようになります。

先を予測する能力が求められる

先を予測する能力が求められる

仕入れの基本は、「いつ、なにを、どれだけ」を正確につかむことです。30冊仕入れていれば全部売れたのに、20冊におさえたために、10冊分の販売チャンスを逃してしまうこともあります。このようなことがないよう、いつもお客様の求める本は何かにアンテナを張り、売り上げを伸ばし、余分な在庫を抱えないよう、適切な数の仕入れ数を決定しなければなりません。

ここで必要となるのが、「お客様の要求」を事前に知るマーケティング力です。本の売れ行きは、季節で大きく売り上げが変わる本があります。年齢や性別といった読者層によっても求める本は異なります。仕入担当者には、こういったことを意識しながら、人気が出そうな本、売れ行きが伸びそうな本は何かに常に気を配り、仕入れ数を決定する「先見の明」が求められているのです。

さまざまなことに興味をもち、アンテナを張り巡らせる

さまざまなことに興味をもち、アンテナを張り巡らせる

「お客様の要求」を知るには、日々の学習と情報収集が欠かせません。担当するジャンルの本や雑誌に目を通すだけではなく、新聞のニュースやテレビの番組から、時代の流行を知っておく必要があります。来店するお客様の話に耳を傾けることも大事です。会話の中から思いがけない情報が得られることもあります。書店員は、お客様が、どのような本を読みたがっているのか、探しているのかに敏感に反応するアンテナをもたなくてはなりません。人気の情報番組を録画しておいて、紹介されている物を把握しておく、などもそうですです。

さらに、出版社の営業とよく話すようにして、ドラマ化や映画化、アニメ化の情報をいち早くとらえるのもとても重要です。

また、書店の限られた棚の中で、より売り上げを伸ばす工夫をすることも大事です。POPの作成や陳列方法の変更などは、その一例ですが、例えば、行楽シーズン前には旅行関連本のフェア、入学シーズンには辞書や参考書のフェア、また、話題の作家の全著作を紹介するフェアの提案など、企画力も求められます。書店員は、どのようにして書店内にある本をお客様にアピールするか、いつも考えながら行動しているのです。