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書店情報

個性を表現する手作りポップ



書店に並ぶ本に付けられた、メッセージカードのような小さな広告を目にしたことはありませんか? それがポップです。書店においてポップの役割は大きく、顧客はポップを見てその本の情報を知り、購入に至ることも多々あります。ここでは、書店員が手作りするポップについて紹介しましょう。

ポップとは?

ポップとは?

ポップとは、ポップ広告(Point of purchase advertising)のことで、小売店の店頭に置いたり、商品につけたりする広告をいいます。スーパーマーケットや町の商店などでも見かけることはありますが、書店ほど凝ったポップが見られる場所はないかもしれません。

書店のポップは、数ある本の中から売りたい本を目立たせて、顧客にその本の内容を伝える役割があります。新刊の発売や増刷のタイミングに合わせて、出版社が独自に制作したポップを各書店へ届けたり、公式サイトからダウンロードして使えるようにしている場合もありますが、その本棚を担当する書店員が手作りしていることが多いです。ポップは本の個性を前面に押し出すツールでもあり、同時に書店員の個性を表現する手段でもあるのです。

ポップから生まれたベストセラー

ポップから生まれたベストセラー

ひとりの書店員が作った一枚のポップが大ヒットを生むことがあります。『白い犬とワルツを』(新潮社)は、今では多くの人が知る有名な作品です。しかし、発売当初はほとんど売れず、ほかの本に埋もれていました。この本が売れるきっかけになったポップの文言がこれです。「妻を亡くした老人の前にあらわれた白い犬。この犬の姿は老人にしか見えない。それが他のひとたちにも見えるようになる場面は鳥肌ものです。何度読んでも肌が粟立ちます。感動の一冊です!!」(現物より原文引用)。4色のペンを使い、字体や大きさを変えながら、読者の興味を引くように表現されたこのポップを作ったのは、作品を読んで感動した、千葉県習志野市にあるブックス昭和堂の副店長、木下和郎さんでした。その後、このポップは新潮社により印刷され、全国の書店に配られました。こうして『白い犬とワルツを』はベストセラーとなったのです。

ポップで売る、ヴィレッジヴァンガード

ポップで売る、ヴィレッジヴァンガード

「遊べる本屋」をキャッチコピーに全国に展開する複合型書店ヴィレッジヴァンガード。この書店の象徴ともいえるのが、ポップです。黄色い専用用紙に独特の字体でキャッチコピーが書かれ、赤いアンダーラインが引かれるという定型のシンプルなものですが、ひとひねりある文言がうけています。「ポップで売る」を体現している代表的な書店といえるでしょう。

(参考資料:「コトバンク」、「日本著者販促センター」、上村卓夫『書店ほどたのしい商売はない』)