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書店情報

古書取引の現場



古書交換会(市場)は厳しいルールのもとで運営されています。古書店であっても、組合に加盟していなければ参加できません。東京古書組合の市場でも、特別な場合を除いて一般人は会場に入ることはできません。出品された本は、入札によって一番高い値をつけた本屋さんが落札をします。

厳しいルールのもとに運営される古書市

厳しいルールのもとに運営される古書市

市場は、正式には古書交換会と言います。業界の方は「市場」と呼んでいます。組合員は、誰が見てもわかるように、顔写真と屋号と個人名が入った入館証を着用する必要があります。この入館証がないと交換会に参加できないという大原則があるのです。万一、忘れた場合には、きちんとした手続きを踏まなければなりません。「いつも見る顔だからOK」というわけにはいきません。交換会は、とても厳しい規律のもとに行なわれています。一般の人は、交換会に参加することはできません。特定の交換会を除き、見学をすることすら許されていません。

会場の中では、組合員の方達が商売にするための本を前に真剣に商品を見定めています。高価な本、貴重な本もあります。ここは仕事の場であって、「一般の人を入れる必要はない」という厳しい世界なのです。ただ、どの業界でも組合の集まりに一般人は入れない場合が多いので、古書業界だけが特別というわけではありません。

交換会の現場

交換会の現場

まさしく「本の山」という表現がぴったりの空間です。ひもでくくられた数十冊の本の束が数百も、テーブルや床にうず高く積まれています。古書店主達は、お目当ての本を求めて、真剣に商品を見定めています。ひとつの束は、全集であったり、同じジャンルの本がバラバラに入っていたりとさまざまです。1冊だけで置かれている本や、百冊を超える本がひとくくりにされているものもあります。ひとくくりにされている中にほしい本が1冊しかない場合でも、全部を購入しなければいけません。

市場には、「振り市」と「置き入札」の2つがあります。「振り市」は、魚市場の中継などでよく目にするのでわかりやすいと思います。商品を前に、声に出して値段を競り合っていきます。

置き入札

置き入札

出品された商品には、封筒が添えられています。出品した書店の名前などは記載されていません。その本をほしいと思った本屋さんは、入札価格と書店名を書いた5センチ四方の入札用紙を二つ折りにして、その封筒の中に入れます。封筒の中を見ることは厳禁です。ただ、封筒の膨らみ具合や、どんな業者が入札したのかを観察することによって、商品の人気の有無がわかります。これを参考に入札金額を決めます。入札が終わると、市場の運営をサポートする経営員と呼ばれる係の方が封筒の中をチェックし、一番高い値をつけた業者を決定していきます。これが「置き入札」です。「置き入札」は、アナログな印象を受けるものの、時間もかからず、よく考えられた合理的なしくみです。(取材協力:東京都古書籍商業協同組合)