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書店情報

古書市場と古書店主によって決まる
古書の相場



古書の販売価格は、その店の専門分野と本の状態を見て店主が決めます。組合加盟古書店が参考にしているのが古書交換会(市場)での取引価格、すなわち相場です。相場は、毎日にように行われている市場で決まります。

相場は蓄積された情報

相場は蓄積された情報

本が取り引きされる、その時その時の値段を相場と言います。相場は、日々開かれる市場によって決まります。各古書店は、「この本は、お客に○○円で売れそうだから、××円で仕入れよう」と入札をします。話し合いで決まるわけではありません。この入札が、大量の本を前に毎日のように行なわれます。これにより、自然と相場が決まっていくのです。

言い換えるならば、相場は日々蓄積された情報なので、市場に通い続けなければ知ることができません。ですから、相場を覚えるには、頻繁に市場に顔を出し、「誰が、何をいくらで買った」「美術全集が高値で入札された」といった情報を、少しずつ頭に叩き込んでいかなければならないのです。

市場の会場の床には、握りつぶされた入札用紙があちこちにちらかっています。この用紙には入札の金額を書くことになっています。これは、参加者が入札額をいくらにするかで真剣に迷ったことを物語っているのです。

古書の流れ

古書の流れ

新刊書の場合、新しく出版された本は、取次(問屋)を経て、全国の書店に流通し、最後に読者の手に届くというしくみになっています。つまり、出版社>取次(問屋)>書店>読者という流れです。これに対し古書市場では、以下の2つの流れのどちらかになるという特徴があります。

  • お客A>古書店>お客B
  • お客A>古書店X>古書組合(交換会)>古書店Y>お客B

市場を経由しないでお客様に直接販売したほうが高く売れます。このため、市場に疑問をもつ人もいるようです。確かに専門ジャンルの本については、お客様と直接売買をしたほうが得かもしれません。しかし、専門外のジャンルの本を大量に購入したような場合、お店に並べるよりも、交換会に出して、いろいろなお店に買ってもらったほうが、本にとってもお店にとってもメリットが大きくなります。古書店の使命は、貴重な本を必要とする人の許に届けることにあるのです。

販売価格は店主が決める

販売価格は店主が決める

購入した本をいくらで売るかは、経営者に任されています。経験と勘が物を言う世界です。ただ、そこには大前提としての相場があり、さらに、店主の目利き、知識や経験がプラスアルファされて販売価格が決められるのです。決していい加減な値段をつけているわけではありません。(取材協力:東京都古書籍商業協同組合)