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チェーン展開する新古書店、ブックオフの革命



ここでは、チェーン展開する新古書店ブックオフを紹介します。

古書店の常識を打ち破ったブックオフ

古書店の常識を打ち破ったブックオフ

新古書店の代名詞といえるのが、業界最大手であり、新古書店の草分け的な存在である「ブックオフ」です。1991年に設立後、これまでの古書店の常識を次々と打ち破りながら、今では全国に1,000店舗以上を展開する「ブックオフ」が、チェーン型新古書店という新しい古書店のスタイルを確立させました。

ここからは、チェーン展開のきっかけを作ったブックオフの革命的な取り組みをご紹介します。

価格システムの変革

従来の古書店と異なるシステムは、まず買い取りの価格です。

骨董品のように古くて希少な本を高い値段で引き取ってくれる古書店に対して、ブックオフではマンガの単行本やベストセラーなど、エンターテイメント性のある大衆的な本や世間で評判になっている本ほど高い値が付きます。買い取り価格については、汚れや色褪せ、傷などの本の状態のほか、出版年月、本の種類などを基準にして、あらかじめ決められています。店の在庫状況や売れ筋によって、店舗で若干の違いが出ることもありますが、買い取り価格は基本的に全国一律です。

この統一された価格システムにより、古書店の店主のように本を鑑定する「目利き」といった特別な知識を持たないパートやアルバイトでも、店員が務められるようになりました。また、鑑定価格のマニュアル化、均一化を行なったことは、チェーン展開も可能にしています。今では、新古書店での買い取り価格のマニュアル化、均一化は当たり前になっていますが、これは設立当初からチェーン展開を考えていたというブックオフならではのアイデアでした。(参考資料:『<図解>出版業界ハンドブック(東洋経済新報社)』)

従来の古書店のイメージを180度転換

古書店の店内は「太陽や蛍光灯の光は古書によくない」という理由から薄暗いことが多く、一般の人ではなく、本の愛好家やコレクターが集う場所というイメージがあります。そこでブックオフでは、これまでの古書店のイメージを打ち消すために広々とした店内に光を取り込み、誰もが気軽に立ち寄れるコンビニのような店舗づくりを目指しました。その結果、老若男女あらゆる人が訪れるようになったのです。

また、古書店の店先などに書かれていた「本買います」という言葉は、店員が顧客よりも上の立場に立っているという考えから、顧客視点に立った「本お売りください」にしたことも、ブックオフの爆発的な成長につながったといわれています。

循環型社会を実現するインフラとしての役割

「本を読むのは好きだけど、本の置き場所に困る」という人にとって、読み終わった本をどうするか、は悩ましい問題でした。買った本をすべて収納できるほど広い家に住んでいるならともかく、多くの人は罪悪感を持ちつつ本をゴミに出すか、欲しいという人を探して譲るしかなかったのです。

ブックオフの登場は、そんな本好きの人にとっても嬉しいものでした。自分の買った本が無駄にならないどころか、その本を売って多少なりともお金が手に入るからです。おりしも、ブックオフ設立の年は、日本でリサイクル法が制定されて「捨てずに再利用する」という消費者のリユースに対する意識が高まりつつある年でもありました。「捨てない人のブックオフ」という言葉は、まさにその時代の世相にピッタリだったのです。

ブックオフの発表によれば、2011年の1年間だけで、本やCDなどを売った人は1,609 万人(延べ人数)で、商品の数は4億7,141万点にも及んでいます。本やCDなどを買った人も含めると、延べで1億人が利用していることになります。いまやブックオフは、リユースの拠点として循環型社会形成の一翼を担っています。