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「超」ベストセラーを求める書店



本の売上は年々減少していて、書店にとっては死活問題となっています。書店が生き残り、活性化するために待ち望まれているのが「超」ベストセラーです。

「本が売れない」

「本が売れない」

「本が売れない」。そう言われ続けて久しいですが、実際にその販売額は、書籍では1996年を、雑誌は1997年を頂点に、年々減少しています。

売れない理由として、インターネットの普及による書籍離れが挙げられます。インターネットで調べれば欲しい情報が即座に、しかもそのほとんどは無料で手に入ります。そのためわざわざ本を買う必要性はなくなりました。また、携帯電話やインターネットにお金が掛かるようになったので、書籍代を削る傾向もあるようです。

街中に店舗を構える書店にとっては、アマゾンなどインターネット書店の台頭も書店での売上が伸びない一因となっています。

社会現象を巻き起こす作品も

社会現象を巻き起こす作品も

不況が続く出版業界ですが、そんな中でも売れる本もあります。ミリオンセラーと呼ばれる100万部を超える発行部数のものです。2012年は年間ベストセラーの『聞く力 心をひらく35のヒント』(阿川佐和子著)1冊でしたが、毎年数冊は100万部以上発行されている本があるのです。

その中でも爆発的な人気で社会現象を起こすほどの「"超"ベストセラー」は、書店の売上に大きく貢献しています。

『ハリーポッター』シリーズは、1999年~2008年にかけて発売され、全7巻のシリーズ累計部数が2,360万部、売上金額は651億2,300万円(2008年8月調べ)にもおよぶ超巨大シリーズです。シリーズ後半は予約数の多さや、発売当日は特設コーナーで書店員が魔法使いの衣装を着けて販売したりするなど、話題を呼びました。

話題性が売上を後押し

話題性が売上を後押し

2013年4月に発売された『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』は、村上春樹の『1Q84 BOOK3』以来の長編新作です。人気作家の3年ぶりの新作、また発売当日まで内容を一切明かさない神秘性から期待感が高まりました。そして発売前からニュースなどでも取り上げられ、売上に拍車がかかりました。

2009年12月発行の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は「もしドラ」の名称で親しまれ、映画やアニメ化もされて255万部を発行しました。主人公が読んだ本として出てくるドラッカーの『マネジメント』は、「もしドラ」以前は11万部の発行でしたが、「もしドラ」が出てからは、両方一緒に購入する読者が多く、経営学の本としては極めて稀な100万部を超える発行となりました。

「セカチュー」こと『世界の中心で、愛をさけぶ』は、発行から3年後の2004年に映画化し、その相乗効果で300万部を超えるヒット作品となりました。

このように映画化されるなど話題性のある作品は、今まであまり本に興味がなかった人たちが興味を持つきっかけになり、書店に足を運ぶようになることもあります。そして著者のほかの作品や関連作品が売れやすくなるので、書店は超ベストセラーを求めるのです。

(参考資料;「公益社団法人全国出版協会」、「ビジネスジャーナル」、「日本著作販促センター」「ダイヤモンド社」「読売ADリポート[オッホ]」、「ポッターマニア」)