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書店情報

新古書店の参入



ここでは、急成長を遂げている新古書店について説明します。

急成長を遂げる「新古書店」

急成長を遂げる「新古書店」

新古書店は、不要になった書籍や文庫本を買い取り、新品に近い状態にして販売する古書店のことです。業界最大手のブックオフのほか、古本市場やブックマートなどが、チェーン型新古書店という新しい古書店の業態を作り上げています。2011年度の書店売上ランキングでは、トップの紀伊国屋書店に続き、第2位にブックオフがランクインしており、市場全体を通して新古書店の存在感が増しています(『日経MJ』2012年7月「第40回 日本の専門店調査」より)。

日本著作販促センターの報告では、古書店をはじめとする店舗から古書を購入している割合は21.1%。これは、新刊書店からの購入の約2分の1です。新刊本を選択する傾向は依然として強いものの、古書を購入している人は「同じ本であるならば、新しい本でなくても安いほうが良い」という理由から古書を選択しており、このような消費者は今後も拡大すると予測しています。(調査資料『書籍購入実態調査』)

従来の古書店と異なる価格システム

チェーン型新古書店の急速な成長は、新品に近い状態の良質な古本を低価格で提供できるという価格システムにあります。

買い取りおよび販売価格については、各書店によって独自にマニュアル化されています。

一般的な新古書店の価格システムは、定価の1割を基準に、汚れ具合とその本の店頭在庫量に応じて買い取り価格を決めています。また、販売価格は、定価の半額を上限に100円、200円、300円などと単純化されています。

このような新古書店のビジネスを可能にしているのが、再販制度です。これは出版社によって書籍の定価が決められている制度です。本の価格が一定なので、その価格をもとに新古書店は買い取り価格を定めることができます。ゆえに、チェーン展開している新古書店は全国一律で買い取り価格を決定し、地域性などに関わらず均一なサービスが提供できるというメリットになっています。

大衆作品を中心とした品揃えが成長のカギに

従来の古書店の棚には、店のオーナーの嗜好や価値観によって決められた特定のジャンルにこだわった本が並んでいます。例えば、鉄道に関する書籍を取り揃えていたり、文庫本だけを集めていたり、珍しいところでは陰陽道などの易学書専門の古書店もあります。

このようにマニアックな商品を中心に扱っている古書店に対して、新古書店では誰もが売り手にも買い手にもなれるような、マンガの単行本や人気作家のベストセラー、新書ノベルス、ファッション雑誌などの大衆的な商品を中心に扱っています。ごく限られた愛好家やコレクターを対象にしていた古書店と異なり、多くの消費者に受け入れられる市場を確立したことが、チェーン型新古書店の急速な成長につながっているわけです。

しかし、新古書店が急成長を遂げたことから、さまざまな批判にさらされることも少なくありません。特に発売間もない新刊本を買い取って販売することで、新刊本の販売量に悪影響を与えているという声が大きくなっています。新刊書店との共存をいかに図っていくかが、新古書店の今後の課題となっています。