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少子化による出版業界への影響



ここでは、少子化による出版業界への影響について説明します。

少子化と生産年齢人口の減少が読者の減少に

少子化と生産年齢人口の減少が読者の減少に

出版科学研究所のデータによれば、2011年の取次ルートを経由した出版物の推定販売金額は前年比3.8%減の1兆8,042億円で、売り上げのピークだった1996年と比較するとマイナス8,522億円となっています。(『出版物の推定販売金額の推移(出版科学研究所)』より)

その結果、書店の経営も厳しくなり、ピークの2万5,000店から1万2,500店に半減しています。さらに書店数だけでなく、出版物の販売金額、部数ともに右肩下がりの状況です。この長期的な需要低下の原因は、景気の低迷だけが原因ではありません。少子化による15歳未満の人口の減少と、読者の中心となる生産年齢人口(15~64歳)の減少が原因となっています。特に、雑誌販売の低迷は著しく、これからもさらに減少するのではないかと見られています。

また、日本の経済をけん引してきた団塊の世代が2012年に65歳に達したため、今後の調査結果では、読者の中心となる生産年齢人口が大幅に減少することが予測されています。

日本の年齢別 読者人口

16歳~19歳/257万7,000 人

20歳代/886万6,000 人

30歳代/1,043万5,000 人

40歳代/1,000万8,000 人

50歳代/1,022万6,000人

60歳以上/779万5,000 人

『2009年 電通総研 調べ』

両親が読まないと子供も読まない

2009年の文化庁の調査によれば、「1ヵ月に何冊本を読むか?(雑誌やマンガを除く)」という問いに対して、全体で46.1%が「読まない」と回答しています。また、出版業界でライトユーザーと呼ばれる層にあたる「1~2冊」と回答した人は36.1%、ヘビーユーザーにあたる「3冊以上」は、わずか17.3%となっています。

この調査を年齢別でみていくと、10代では47.2%が「読まない」と回答し、「1~2冊」は30.6%、「3冊以上」は22.7%となっています。

どの年代においてもいえることですが、本を読まない人が増え、1~2冊の本を読むライトユーザーも減少しています。これは、スマートフォンやタブレット端末など、書籍以外のメディアが普及してきていることも無関係ではないと考えられています。

さまざまな要因から、最近は活字離れがますます叫ばれていますが、こうした活字離れを防ぎ読書を習慣づけるために、全国の小・中・高校で「朝の10分間読書」や「本の読み聞かせ」などの読書運動が活発に行なわれています。

しかし、両親が本を読まない家庭では子どもも本を読む習慣が続かないということがわかっており、読書を習慣づけるには家庭環境が重要なことは間違いありません。「子どもは親の背中を見て育つ」といわれますが、40代、50代の親世代の読書習慣が、子どもたちの読書にも大きな影響を与えているのです。