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電子書籍の登場と普及



ここでは、電子書籍の登場と普及について説明します。

読みたいときに、すぐ入手できる電子書籍

読みたいときに、すぐ入手できる電子書籍

総務省の『情報通信白書のポイント(2012年版)』によると、日本のインターネットの利用数は9,610万人で、人口普及率はなんと79.1%に及んでいます(調査は2011年末)。このインターネットの普及とともに、急成長を見せているのが電子書籍の市場です。

電子書籍とは、印刷物の替わりにパソコンやスマートフォン、タブレット端末などで読めるようにしたものです。代表的な専用端末に「Kindle(キンドル)」や「ソニー電子書籍リーダー」があります。

24時間いつでも好きなときに、インターネットを通じてすぐにコンテンツを入手できるのが、電子書籍の最大のメリットです。また、1台のハードウェアで複数のコンテンツを読むことができるため、持ち歩きにも便利で、読み終えた後も保管場所に困りません。

課題はコンテンツの充実

電子書籍のコンテンツを販売する代用的なサイトには、「Kindle ストア」や「紀伊國屋書店Kinoppy」、「Reader(TM) Store」、「koboイーブックストア」などがあります。

これまで電子書籍は売られているコンテンツの種類が少なく、特に人気のある作家の作品などは出版社の著作権などの問題で、デジタル化がなかなか進みませんでした。2012年にアマゾンの電子書籍サイト「Kindleストア」がオープンしたことから、今後はコンテンツの充実に拍車がかかると見られています。

電子書籍事業を展開する楽天グループは、新刊書は紙と電子で同時販売を標準化すること、そして紙の全書籍の50%を電子書籍化することを目標として掲げています。また、2013年内にこれまでのベストセラーの電子書籍化の100%達成をめざしています。さらに2020年までに国内の電子書籍市場を1兆円規模に引き上げることを業界全体の課題とし、その半分のシェアを自社で獲得できるよう、図書館や学校に電子リーダーを寄贈するなど、さまざまな施策を展開しています。

iPadを提供するアップルでも、2013年に電子書籍ストア「iBookstore」で日本語コンテンツを発売しています。講談社、角川書店、文藝春秋、学研、幻冬舎といった出版社の書籍に対応しており、購入した書籍は、「iCloud」のクラウド環境に保存し、対応デバイスによりダウンロードして読むことができるようになっています。

インタラクティブな電子書籍に新たな可能性

デジタルデータの特性を活かして、紙の書籍にはないインタラクティブなコンテンツが提供できるのも電子書籍の魅力です。たとえば、村上龍氏の小説『心はあなたのもとに』には、章ごとに電子メールが送られてくる仕掛けがされています。また、音声や動画などの多彩な表現ができるのも電子書籍の大きな特徴です。

電子書籍は、従来の紙の本にはない、豊かな表現力で物語などを伝えられるようになっています。今後は、人気作家のコンテンツの充実はもちろん、マルチメディアを活かした電子雑誌などが登場し、ますます市場が活性化していくものと考えられています。