ご希望の本屋[書店]情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト本屋[書店]リサーチ
本屋[書店]
トップページへ戻る
トップページへ戻る

書店情報

深刻な活字離れの影響



ここでは、活字離れの現状について説明します。

活字離れとは?

活字離れとは?

書籍や新聞などの活字媒体を以前に比べて読まなくなる、読む分量が少なくなる、といった傾向を「活字離れ」と呼びます。最近では、スマートフォンやタブレット端末の普及により、活字離れにますます拍車がかかっています。しかし逆の視点からみると、モバイル端末などのデジタルメディアの普及によって、現代は過去に例のないほど膨大な文字情報を消費しているという実態があります。

働き盛りの30代、40代も、活字離れが進行

『「言葉の力」再生プロジェクト 活動報告書(東京都)』によれば、1ヵ月間に本(雑誌やマンガを除く)を「読まない」と回答した割合について、2002年は37.6%、2009年は46.1%と、増加していることがわかっています(調査資料『国語に関する世論調査(文化庁)』)。年齢別では、50代以外の全年代で「読まない」と回答した割合が増えており、10代で12.3%、30代で12.8%、40代で10.4%もアップしています。この結果から活字離れは若者だけでなく、働き盛りである30代、40代も急速に進んでいることが明らかです。

活字離れがもたらす若者の変化

若者を中心に活字離れが社会問題となっていますが、その影響として挙げられているのは、本を読まないために知識が身につかない、新聞を購読しないために社会の動きがわからないといった、直接的なことだけではありません。自分の考えを伝えられない、相手の話の真意を理解できないなど、最近の若者に見られる傾向と活字離れには、大きな関係性があると考えられています。

言語力の低下による新入社員や学生に見られる傾向

・ 意見(感想)と事実を区別できない

・ 説明者の意図を正確に理解できない

・ 具体的な根拠を示して自分の意見を説明できない

・ 申し送りや伝達が正しく伝わらない

・ グループで議論しても一方的に意見を言い合うだけで解決策が見つからない

活字離れが国際競争力の低下につながっている?

グローバル化が進展する社会では、さまざまな文化や異なる考えをもつ他者と接する機会が増えています。このようなグローバル社会では、価値観の共有が期待できない相手であっても対等に議論し、対話で解決する能力がこれまで以上に求められます。

もちろん、世界各国の人々と対話するには、英語などの外国語のスキルも必要です。しかし、まずは母国語である日本語で自分の意見をきちんと言えるようでなければ、外国語を覚えたとしても「相手と対等に話し合う」ことは難しいでしょう。日本の若者の活字離れをくい止めることが、日本のグローバル化を推し進めることにもなるのです。

現在の社会では、政治や経済、ビジネスなどの多種多様な場面で、世界各国との競争力が求められています。いろいろな価値観や文化を持つ国々と対等に渡り合っていくためには、優れた言語力が不可欠です。活字離れによって引き起こされている、人々の言語力の低下が、グローバル社会における日本の発言力、ひいては国際競争力の低下につながることが懸念されています。