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書店のセンスは取り扱う本で変わる



新刊書やベストセラーにこだわらず、独自のセンスで品揃えをする書店。そんな独自の路線を歩むヴィレッジバンガードとスタンダードブックストアの取り組みに迫ります。

「これを読んでほしい」が独自のセンスに

「これを読んでほしい」が独自のセンスに

本屋さんのなかで類まれな独自の路線を歩んでいるのがヴィレッジバンガードです。名古屋のたった1店舗からはじまった本屋さんですが、今では全国に200以上の店舗を展開しているお店です。ヴィレッジバンガードでは、世の中ではこの本が売れているから」ではなく、お店の店長や書店員の「当店のお客さまにはではこれを読んでほしい」を大切にしたお店づくりをしています。

そのため、新刊書と出版から時間が経っている本に分け隔のない仕入れと陳列を行っています。通常、書店では取次会社が書店の規模や地域性などを考慮して、売れる本の一定のパターンを作成して、新刊書が出版される際には、このパターンにあわせて各書店に本を卸しています。新刊書にとらわれず各店舗が欲しい本を発注するというシンプルな手法が、他の本屋さんにない独自のスタイルを生み出しています。

遊べる本屋さん「ヴィレッジバンガード」

遊べる本屋さん「ヴィレッジバンガード」

ヴィレッジバンガードが独特な雰囲気を醸し出しているもうひとつの理由は、「遊べる本屋さん」をコンセプトにしていることです。本と一緒にCD・DVDやバラエティ・グッズ、Tシャツ、お菓子などといった多種多様な商品が所狭しと、にぎやかに並べられています。この商品の仕入れや陳列は、マニュアルのような「ひな形」は一切、ありません。すべて各店舗の店長の仕入れや陳列センスに委ねられています。このような自由なスタイルが、遊び心満載のお店の楽しい雰囲気を作り出しています。

ヴィレッジバンガードといえば、個性豊かなPOPも人気の秘密です。黄色い紙に手書きで、それぞれの書店員さんの思い思いの言葉が書かれています。クスッと笑えたり、しんみりしたり。まさに、それはエンターテイメント。POP一つひとつから、書店員さんたちの本や店づくりに対する情熱と心意気が伝わってきます。

ベストセラーを置かない「スタンダードブックストア」

ベストセラーを置かない「スタンダードブックストア」

このヴィレッジバンガードが登場してから、本屋さんのスタイルも少しずつ変わってきました。独自のこだわりや品揃えを行うお店が少しずつ登場してきています。

大阪の心斎橋と茶屋町にお店を持つ「スタンダードブックストア」では、"本屋ですがベストセラーはおいていません"と宣言している本屋さんです。「自分たちが行きたくなる本屋」にこだわり、画一的な品揃えや店内環境を止めて、照明はペンダントライト、床にはカーペットを敷き、まるで我が家の書庫のような落ち着いた雰囲気のお店づくりを進めています。本のセレクトもお店独自の視点を大切にし、従来のカテゴリー別にこだわらない陳列を行っています。また、併設しているカフェは、コーヒーや食材の仕入れも体にやさしいものにこだわり、食材の調理は店内で手作りしています。

ヴィレッジバンガードとスタンダードブックストアの共通点は、本のセレクトだけでなく、本と出会う空間全体の場づくりを大切にしていることです。それが、他のお店にはない独自のセンスが光る品揃えとお店の雰囲気を作っています。